外部から視線を感じるという通報を受けたサニーは現場の屋敷に来ていた。サニーは新人メイドとして黒いロングスカートのメイド服に着替えると仕事をしながら異変がないか調査した。

すると玄関の方から気配を感じたので外に出ると一人の男が屋敷を撮影していた。

「そこで何されてるんですか?」
サニーが声をかけると男は目的を明かした。

「俺は学園刀の完結編の監督で舞台の一つである屋敷のモデルを探していたんだ。そしたらこの屋敷が雰囲気的に良くて・・・って君もしかしてサニーか?」
男はなぜかサニーを知ってるようだった。するとサニーも何か思い出したようで

「もしかしてジョッカ?」
男は名前を聞かれるとそうだと答えた。

ジョッカはあの時の戦いで死亡したかと思われたが、昏睡状態に陥ってただけで治療の末に回復した後爆破テロと殺人未遂で逮捕され、10年ほどの服役を経てアニメの制作現場に復帰すると学園刀の監督を任されていたのだ。

「私学園刀見てますよ。撫子のキャラも私に通じるものがあって感情移入したりするの。完結編楽しみにしてるね。」
「ありがとうございます。気合い入れて作るので期待してください。」
サニーとジョッカは言葉を交わした。

その後、サニーは事の真相を住人に伝えると学園刀のモデルに選ばれたことに大喜びしたようで作品のユーザーであるとのことだ。潜入捜査を終えたサニーはメイドの仕事を終えて屋敷を後にした。

後日学園刀の完結篇が放送され、学校を卒業する撫子は卒業パーティーで番人役を後輩に託すのだが、会場となった屋敷でテロリストが立てこもってしまった。撫子は最後の一仕事にとテロリストとの戦いに実を投じた。

時に窮地に陥る撫子だが、学校と皆を守り安心して後輩に番人を託せるよう決してあきらめずに戦った。戦いの末撫子はテロリストを制圧し、卒業パーティーは再開された。
卒業パーティーで盛り上がる中エンディングが流れ、学園刀は長い歴史に幕を下ろした。

しかし完結後も人気は根強く撫子の娘が新たな番人となる新作が作られたり関連特番が放送されたりといった動きがあり、学園刀の勢いはまだまだ続くのであった。

学園刀を見てたサニーは撫子のコスプレも考えたようだが、メイド服を着たことも忘れられずメイドのコスプレも考えてるようだった。

そして数日後、ルージュとマイケル一家がサニーの家を訪れると中から撫子?が現れた。彼女の正体を一行は知っていた。

「サニー何やってんの?」
一行が驚く中サニーは事情を明かした。

「学園刀見てたらやってみたくなっちゃって気が付いたらやってたの。みんなもコスプレやってみない?」
サニーに誘われた一行は自分達も何かやってみようか考えたのだった。

終わり

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